こんにちは!北村ピアノ教室の北村です!
今回も前回に引き続きひとみちゃん(仮名)の声楽レッスンについて書いていきたいと思います。。
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前回の続きでひとみちゃんへのアドバイスの内容を書いていきたいと思います。
1、UとOの母音の発声に問題がある。暗くて口の中にこもってしまって響かないだけでなく、声が外に出ない。
→解決法として、aの母音にかえて、何度も歌って見て、その声の感覚を覚えてから、気持ちだけUやOにしてみる。
それだけで十分UやOの発音に聞こえる。
2、顔の筋肉の上げ方がまだ足りない。したがって響きが上に上がらない。目の下の筋肉が上がって、視界を下半分さえぎるぐらいに上げる。自分で出来なければ、お母さんに上げてもらうのがいいと思います。はじめはやり過ぎるぐらいやってみてもいいと思います。
3、高いEの音が、非常に正確に響いて、とても良い声が一瞬だが出た時がレッスンの中で2回ほどあった。12月から練習してきた積み重ねが少し効力をなしてきたと見える。しかし、まだたまたま出た感があり、自分のものになりきっていない。また、無理に出すとのどに負担をかけるので、気を付けるように。
4、息の流れをきれいにするだけでなく、その息を体の色々な部分にあてて、声のまとまり、声の芯をつくる。そうするともっと完成した声へ進んでいける。
5、低い方で、まだ「怒鳴る」傾向があるので、気を付けるように。そういう場合は、高声を出して、そこから半音ずつ下がっていって、そこの状態と同じ感じで低い声も出すように工夫しましょう。
6、まだまだ、腹筋の支えが足りない。レッスンの一番始めにやった腹筋を鍛える運動をしながら、歌ってみるのも良い。
7、特に「風よ吹け吹け」は2小節1単位くらいに区切って、ゆっくり歌って見て一声一声の響きを確かめながら歌うのが必要。響かない時は、長い音符に伸ばしてみて響かせ、それができるまでやり、少し響いたかなと思ったら、少しずつテンポをあげてみる。
8、絶対、始めから早く歌うのは厳禁。始めから早く歌う練習はコンサートの一週間前からやる。
9、「風よ吹け吹け」は2年計画ぐらいで完成させようと思っている。
10、笑い声をもっと混ぜてみる工夫をしてください。家で練習する時、大きな声で笑ってみて、そのあと歌うのも一つの方法。
11、レッスンでやる曲は出来るだけ、早く暗譜して、楽譜にとらわれずに、声に重点を置いて、レッスンできるようにすることy。
12、楽譜を見て歌う場合は必ず歌う調の楽譜を見て歌うこと。歌詞だけを見て歌ったり、違う調の楽譜を見て歌わない。
なぜならば、例えばCの音ならこういう響きのあて方、Dならばこういう当て方としてその音特有の響かせ方のイメージを養っていかねばならないからです。楽譜という紙に書かれた音符と体感としての声の高低の出し方を一致させていく。
13、家で練習する時、必ず、立って正しい姿勢で歌う(前傾姿勢、足の親指に体重をかける)ピアノの椅子に座って伴奏弾きながら歌わないこと。
14、声域によって声をあてる体の場所を変える(少し難しいかもしれない)
「永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ」
ガンジー(インド)の言葉
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