ひとみちゃんの声楽レッスン受講日記⑥

2021.07.28

こんにちは!北村ピアノ教室の北村です!

今回も前回に引き続きひとみちゃん(仮名)の声楽レッスンについて書いていきたいと思います。。
前回のブログを見られていない方はコチラ>>>

前回の続きでひとみちゃんへのアドバイスの内容を書いていきたいと思います。

1,コンコーネNo.5を歌に入る前によく練習してから、それから歌に入るようにしてください。
一番初めの出だしのLaの声、Lを舌を前歯の裏に少し長めに付けといて、時間をかけてLの子音を発音して、
そこの場所へaの声を響かせて、そのままの状態で、後ろのdo、soを発生する。
その後も、その要領で歌っていく。私はコンコーネがきっかけとなって声が良く出るようになりました。(高校生の頃)

2,「風よ吹け吹け」の最後のさびの部分で「とびだそうー」のCodaへ入ってからのE,Fの音、お腹でしっかり支えて、ちょっとビブラートがかかるくらいに、声を豊かに出していく、くれぐれも下あごが開きすぎないように

3,口は上唇を思い切り上げて、歌っていくが、歌のリズム、音形に応じて、腹筋が楽器のように動くように、意識して動かしていく。
腹筋が思うように動くようになれば、声は自動的に出ていく。

4,同じ言葉を繰り返して歌う所は、緩急をつけて歌ってください。

5,最後の部分は大事な聞かせ所です。たっぷりと、美しい響きで豊かな声で歌いましょう。

6,一番最後の、飛び出そうの前の四分休符でたっぷりと息を吸い、最終音のCの5拍、5拍以上になるくらいにきれいに響かせて歌い、この曲を決めよう。

7,「ふけふけ」の「け」の音、いつも練習する時、長く伸ばして響きをよく確かめて、そして八分音符に切る練習すること、長くのばすのと、短く切るのを交互にする。

8,1番で述べたこと。言葉は子音と母音とで成り立っているが、(L{子音}a)子音は使いようによって、声の響きを集めることにもなり、また、利にもなる。使い方を工夫しよう。
子音のない母音だけのa、i、u、e、oの5音は子音の使い方ができないので、mなど子音を付けて練習すると響きがまとまりやすい。
L、nなどもよいフレーズの一番始めの声をうまく響かせるかどうかによって、後の声が決まってくる。
始めの声を上手に響かせて、その響きを逃がさずに、一生懸命捉えて、その続きの声を出していく。

9,良い声と悪い声との違いは、ほんのちょっとした違いから始まる。
そのちょっとした違いが、積もり積もって大きな違いとなっていく。

10,声楽の練習の方法といってもひとみちゃんには、その方法がわからないと思う。私が大学以来、今日に至るまで、先生に習ってきたことや、自分で考え出した練習方法を、これからも気が付いた折に書いておくので、それを参考にしてお家で練習してほしい。

ここで一言
7月4日(日)に私、北村はワンコインコンサートを自宅で行いました。
去年はコロナの為、休止しました。今回もコロナ対策として、いつも2公演をしていましたが、
それを倍の4公演にして、1つの公演にお客様が多くならないようにしました。
11時、1時、3時、5時の4公演です。
おかげで非常にお客様が密にならずに間をとって座ってくださいました。
4公演で21名のお客様がおいでくださいました。今まで5回やりましたが、私は今までの中で一番良かった出来だったと思います。
全部で11曲歌いました。日本歌曲、童謡、そして今回はポピュラー曲も3曲歌いました。
最終曲は、マスカーニ作曲、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」からアリア「ママも知るとおり」でした。
お客様に聞くと、どの曲も良かったが、特に最後のオペラ・アリアは、オペラの舞台を見ているようで感激したと言ってもらいました。
次回は来年2月に行います。聞きたい人がいれば知らせてください。入場料はワンコイン(500円)です。

次回へ続く

京都府京都市上京区浄福寺通五辻下る有馬町184番地 メガロコープ西陣2-676
北村ピアノ教室  北村 順子

携帯:080-5328-1636

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