北村順子 歌唱歴

2022.02.16

京都市立芸術大学 声楽科卒業時に関西二期会の研究生テストを受け合格、1年の研究生期間を経て入団テストを受けて合格し、準会員となり、数年後そのオペラ出演歴が認められて会員となる。

初舞台は20代の時、メノッティ作曲「泥棒とオールドミス」のミス・ピンカートンの役である。
この役で民音の10回連続出演に参加し、その後多くのオペラに出演する。
また大学卒業時に友人7人と京都オペラグループを結成し、初舞台は林光作曲「あまんじゃくとうりこ姫」のばっさの役。25才で老姿の役をした。

写真は京都オペラグループでの林光作曲「おこんじょうるり」の主役おこんを演じた時の舞台写真で、この歌唱は音楽雑誌にも大きく取り上げられて「北村順子の、のびのびとした素晴らしい歌唱」と絶賛されて、その後のオペラ歌手人生を大きく良い方へ持っていくこととなった。

その後、メノッティの社会派オペラ「領事」で主役、秘書の役、難しい役をこなし、オペラ歌手歴10年間の集大成と批評されて好評を得た。

京都府立高校音楽科教諭として担任業務などに専念するかたわら、オペラ歌手としての業績も歩み、超多忙な毎日であった。

60才で府立高校を退職すると共に、関西二期会、京都オペラグループも退団し、その後は後進の指導をし、現在は年に1回自宅で北村順子ワンコインコンサートで独唱会を開いているが、今はコロナ流行のため一時中断されている。

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